もなみ9歳 〜Lite〜
2005年03月09日 |
個人情報保護法 |
えっと。
4月1日から個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)が完全施行されますねー。
その関係から、もなみにも「個人情報保護法って何?」みたいな質問が来ていますー。
もなみは法律の専門家じゃないですし、そもそも得意なのは知財権関係なのですケド、それでもこんな簡単な法律は判るから、むしろ理解できないということが理解できませんでしたー。
ところが、色々と話を聞いているうちに気づいたんですよー。
みんな、勘違いしてるから理解できないんだなーって。
何をって、個人情報保護法を、個人を保護するための法律と思い込んでるってことー。
個人情報保護法って、もちろん、個人の「情報」を保護するための法律ですケド、個人を保護するための法律じゃないですよ?
じゃあ個人情報保護法ってなんなの?って、この手の法律は全てそうなんですケド、企業様を保護するための法律なんですー。
たとえばアクセスできるマシンも人も場所も限定されていて、あらゆるメディアの持ち出しも不可だし、それこそ素っ裸にして全身を調べて持ち出してないかチェックするというような完璧なセキュリティシステムを構築したとしても、人の記憶まで消すわけにはいかないんだから、データを暗記されちゃったらどうしょうもないでしょ?
つまり、どんなに頑張っても人が絡む以上、個人情報の漏洩って絶対に防ぐことはできないのですよー。
でも、そこまでやっても、個人情報が漏洩したら企業様が訴えられますというのでは、何もできなくなっちゃうわけでー。
だから、「ここまでやって、それでも漏洩したなら、企業様の責任を問わないというガイドライン」を作って、企業様を守るんですー。
言い換えるなら「訴えられたときに企業様が無罪を勝ち取るための大義名分」が、この手の法律の目的ー。
このことを知っていれば、個人情報保護法なんて、59条にしかならない平文で書かれた法律なんですから、理解できると思いますー。
そういうわけで、法律を読んでも判らないときは、誰のための法律なのかを考えて読むことを、もなQは推奨しますー。
名無し様:どちらにせよ、最低ラインを引くことで全体の底上げはしてるんだから、守ってるのは企業様だけじゃないよね。 もなみ:一言BBSで。 こうふう様:個人情報保護法は企業を守っては呉れないと思います。個人情報保護法を遵守しても、個人情報保護法上の罰則規定を受けないだけで、民事での慰謝料を免れるわけではないと思っていますが。http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2004/03/23/2525.html このあたりを見る限りそういうものだと思っているわけなのですが。 名無し様:黒歴史に踏み込んだのかガクガクブルブル 明日斗様:多いよ、59条。 最近、人権擁護法(案)なんてのを小耳に挟んだんで法律の原文読もうとして途中で挫折。関連サイトを適当に読み齧って分かった気になって終わる。ダメだな。 もなみ:それは、もな兄の黒歴史・・・ 名無し様:何でもなみさんは知財権が得意なんですか? もな兄:不具合報告スレで回答します。 peta様:全く関係無いですが、カウンタ数字画像にheight/width指定すればもっと速く表示されるんではと思ったり。 peta様:法は「最低限ここまではやれ」ということなんだから… 逆様:つまり、企業は個人情報を保護するためにここまでやるべし、これ以上はやる必要は無い。ってことか。 にゃ様:2000年問題の時と同じで今業界は「個人情報保護法特需」ですー。 名無し様:今、人権擁護法がアツい。 名無し様:内部にやられたら防ぎようないですもんね… モナー神様:ゲットしちゃった? もなみ:釣りにマジレスすると、施行前に遡って法律が適用されることはありませんー。 もなみ:最高のクラックはソーシャルクラックなのですよw 先生!しつもんが様:これでyAhooの¥500が正当化されるのですか? もなお様:プロジェクトXを見ているときに限ってくるもなが見れない件について ア(ry様:もう何ヶ月もくるもな見れてない件について うにゅ。様:いくら完璧でもヒューマンエラーってのがありますからねぇ・・。 うおああああああ様:くるモナ見た・・・始めて見た・・・
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