もなみ9歳
〜Lite〜
2007年01月31日 悪夢みたび
 えっと。
 「皇帝に疎まれた常勝の英雄あり、天才に仕えた異国のヒーローあり・・・」という文句を聞いて何を思い浮かべますでしょうかー。
 実は上の文章は、ある本の帯に書かれた言葉なのですケド、その本は、「神々」「天使悪魔」と、もなQで紹介してきました、PHP文庫の「よくわかる本」シリーズの最新作、その名も「世界の英雄がよくわかる本」ですー。
 もう神も天使も悪魔も書いてしまって、そっちにネタが無くなったので、そろそろ人間に降りてきたのかなー、さすがに実在の人物を扱う以上は、以前のようなステキっぷりは発揮できないでしょうねートカ思って買ってみたのですケド。
 最初に紹介されているのがヘラクレスー。
 しょっぱなから実在してませんー。
 まー、たしかに英雄=実在の人物というのは、もなみの勝手な思い込みで、ヘラクレスも英雄に違いないのですケド、帯の文句がアレですし、サブタイトルは「アレクサンドロス、ハンニバルからチンギス・ハーン、ナポレオンまで」なのですから、そう誤解しても仕方ないと思いませんかー?
 さて、本はヘラクレスからオデッセウス(ユリシーズ)まで架空の英雄を紹介した後にコラム入れて、そこから実在の英雄としてスキピオ、カエサルとを紹介され、またコラム挟んで架空の英雄テセウス、イアソン、アキレウスと続きますので、「コラムを挟んで実在と架空を切り替える」というルールなのかと理解したのですケド、その次がレオニダス、アレキサンドロス・・・コラム挟まず実在ですー!
 でもでも、架空→実在→架空→実在と、それなりにまとまってますしー。
 第二章でもローラン→ヴラド公、ナポレオン、ネルソン、アッティラ、アルフレッド大王→アーサー王、ランスロットと、コラムこそ挟んでいませんケドちゃんと架空→実在→架空というルールを・・・。
 何故ここにカール大帝を挟んでからシグルス(ジークフリード)なんですかー!
 もう滅茶苦茶ですー!
 具体的な名前は省きますケド、第三章では架空、実在、不明、実在実在実在実在実在、架空、実在、架空、実在・・・と、混乱状況に拍車をかけますー。
 時代に応じて並べてるわけでもなさそうですし、もはや何順にしたのかどういう基準なのかトカさっぱり判りませんー。

 もなQはモルトケとガラハトを同列に扱う虚実一体のこの本をもって、「よくわかる本」シリーズを「PHP文庫の地雷シリーズ」と名付けたいと思いますー。
空き都様:混沌とした英雄タンに新たな光が(ry
もなみ:そういう人が読んだら、架空の人を実在の人と思ってしまいそうで怖いですーw
名無し様:初心者入門向けにはイイんでない?モルトケとガラハトとかオイラにゃサッパリコンですよ。そんな人向けでは?w
名無し様:カコイイ
名無し様:カコイイ
春歌Wildstyle様:関羽について正史にない与太話…一騎当千?Σ(゚Д゚)(ぁ
名無し様:読みたくなってきましたよ 逆に。。
名無し様:さすがPHP文庫

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