22世紀は超重力 公式設定によるとドラえもんの体重は129.3Kgということである。
つまりその重さは私の約二倍である。
ずいぶん重いんだなぁ、で終わってしまうのが普通だ。

しかし、しかしだ。考えてみよう。
あの体にあれだけの重さがあるのだ。

なぜドラえもんは押し入れの、しかも上の段に寝られるのだ。

大人二人が押し入れに乗ったら間違いなく軋むし、長時間入れば底が抜ける
たとえ短期間であっても乗りどころが悪ければ間違いなく壊れるのだ。
畳もそうである。たしかにドラえもんは足が大きい。これによって重量を分散できるが、 その重みは畳一枚にかかる。
階段だってそうだ。
大人でも階段を上ればぎしぎしと音を立てることがある。
ましてや大人二人分の重さを持つドラえもんの体重を支えるのだ、異常に丈夫と言えよう。

ここでドラえもんの公式設定からドラえもんが実は宙を浮いている、という話を持ち出す人もいるかもしれない。

そういう人はヘリコプターの話を忘れているのだろう。
体重計の上にリモコンのヘリコプターを載せ、それを宙に浮かしても体重計の目盛りは変化しない。
これは宙を浮かすのに必要な揚力が重量と同じだけ必要であるためだ。
たとえ反重力だろうがこの原理を覆すことは許されない
これまた公式資料からだがドラえもんが歩くときに足音がすることからも証明できる

とすると、何故のび太の家、いや、ドラえもんの世界の全ての家がかくも丈夫なのかということを考える必要がある。
色々と考察した結果、出た結論は一つしかない。

未来の地球は重いのだ。

月では重さが六分の一になるというのは知っているだろう。
これは月の重力が六分の一だからだ。
この場合120Kg重の物体は20Kgとなる(ただし、あくまで120Kg重であることには変わらない)。

よって22世紀の重力が倍であるなら129.3Kgのドラえもんは現在の地球では実は重さは64.65Kg重なのだ。

では、未来に何が起こったのだろうか。
重量保存の法則はエネルギー保存の法則により、核反応によって重量がエネルギーになることが証明された。
よって恐らく未来ではエネルギーを重量として蓄積する技術が存在し、その技術でもって他惑星などからエネルギーを重量に変えて地球に蓄積しているのだと思われる。


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