2001/07/21
英語の失敗話
昨日書いたkinki kidsもそうですが、つい日本の感覚で英語を使ってしまうとあらぬ誤解を招くということが往々にしてあります。今日はそんな失敗談を。
日本でよく習う言いまわしにhad betterという言葉があります。これは「〜したほうがいいですよ」という意味として習いますが、実際に英語でこんな言い回しをしたら訴えられても文句は言えません。英語で一般に「〜したほうがいい」という場合はshouldを使います。とっても丁寧な言い方で言うなら、I think you shouldを使います。では、had betterにはどんな意味があるかというと「〜しないとてめえ、ひどい目に遭わせてやるから覚悟しろ」という、脅迫表現になります。これ以外に私が実際にした失敗談というとコーヒーがあるでしょうか。ある店でコーヒーを注文したところ、black or white?と聞かれました。私はコーヒーはブラックで飲む主義ですから、当然blackを注文しました。出てきたコーヒーを一口飲んで吹き出しそうになりました。甘いんですよ、めちゃくちゃに。実は英語ではブラックとは単純にクリームが入っていないことをblackと言い、砂糖の有無は含まれないんです。black without sugarと言わなければならなかったんですね。ついでにアメリカンコーヒーというのもありませんから、濃いコーヒーはstrongを薄いコーヒーにはweakを使います。和製英語といえばサラリーマンが和製英語だというのは有名ですが実はビジネスマンも和製英語です。英語でビジネスという単語は忙しいという意味になりますから、ビジネスマンはただ単に「忙しい人」という意味になります。敢えてサラリーマンということを英語で言うならsalaried workerとなります。
これは私がやった話ではありませんが、ある人が日本人は普段主に何を食べているんだと聞かれて、ライスだと答えたところ、あの白くて小さい奴か?と驚いた表情で聞かれ、イエスと答えたら相手が真っ青な顔になってしまったという話があります。日本人の苦手なlとrの発音。louseはしらみという意味だと知ったのは随分後だったそうです。


 

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