2001/08/31
2CHの危機の話5
事態はいよいよ切迫してきました。そこでさらに一話続けます。がらくた工房もそうでしたが、私はああいう場というのは嫌いではありません。というか、好きです。たとえにちゃんねらーがどんなに私を嫌おうと、攻撃しようと、私は2CHが好きなのです。なくなってほしくないのです。今の私には何も武器はありませんが、とりあえず文章でもって2CHの存続の必要を訴えたいと思います。
今回の2CHの閉鎖問題は対岸の火事のように思っている人もいるかも知れませんが、それは間違いです。これはWebサイトを運営している全ての管理人がその存続に関わる大事件だと認識してください。一つ目の理由としては、日本有数の巨大掲示板である2CHを潰すことがあれば、それは日本のネット文化の大きな損失となるということです。少なくとも海外ですら認知されているような巨大ネットワークが消滅したとなるとこれは日本の恥です。また、2CHが閉鎖すれば、今までとは比べ物にならないほどの難民問題が発生します。これらの難民を受け入れられるだけのキャパシティをあなたのサイトが持っていなければ、あなたも共倒れになる可能性があります。そして、そのようなキャパシティを持つサイトなどありません。さらにニュースサイトを運営している方。あなた方はそのネタの何割を2CHからもらっていましたか?2CHなしで本当にサイトを維持できるのでしょうか。それらのサイトを見ているだけの人も、影響は免れません。それに2CHは良くも悪くもネット界の防波堤としての役割を果たしてきました。2CHという強力な求心力を持つサイトがネット界の陰部を一手に引き受けていてくれたために他のサイトが(攻撃対象にならない限りは)ある程度の平和を保っていられたと思います。これらの潜在的なにちゃんねらーが地下に潜って分散してしまったら、彼らの行動をどうやって把握するのですか?2CHがあればこそ、そこを見ることで自分のサイトの危険・安全を確認できたのです。これができなくなることの恐ろしさは想像できるでしょう。だから私を含めた全てのサイトの管理者は2CHを無くさないように努力する必要があるのです。
最後に。月並みな言葉で申し訳ありませんが、がんばってください。私は存続を願っています。


 

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