2002/04/09
ネットイベント運営の話1
どんなイベントでもそうなのですが、特にインターネット上でイベントを起こすのは思ったよりも難しいもののようです。最近、あるイベントが失敗しました。そのイベントは、成功させればサイト間で相乗効果が期待でき、非常に魅力的なイベントとして定着する可能性を持っていたのですが、失敗してしまいました。これは極めて残念なことではありますが、インターネット上でイベントを成功させるために必要な事柄を考えさせてくれました。次回に同様なイベントが起こった場合に、この失敗を糧にしない手は、ありません。そこで、今回のテーブルトークではインターネット上でイベントを起こし、かつ成功させるためにはどうするべきかを考察したいと思います。
私はインターネット上ではありませんが、以前にも書いたとおり、イベント屋のようなことをしていた時期があり、初見で70人前後が集まるようなイベントを年に数回行っていました(DRAコンベンションとオリジナルゲーム春期コンベンション−通称オリ春コン−)。これらのイベントは全国区の雑誌に広告を打っていたとは言え、実際は関東近郊程度の集客力しか持ちませんでしたが、それでも事前の準備やその他の作業は大変で、イベントを成功させたことも失敗させたことも多々あります。いちばん酷かったのはコミケと日程がぶつかったときです。この時はたしか運営以外では13人しか来なかったはずです。ですから、駄目なイベントも大丈夫なイベントも、イベント屋をしたことのない人よりは、わかるつもりです。まずは私が考えるイベントを成功させるためのポイントを列記します。イベントには突発的なイベントと計画的なイベントが存在します。突発的なイベントは、その場のノリや勢いで一気に突き進めてしまうようなイベントです。一方の計画的なイベントは、事前に長期に渡って準備を重ね、想像できるあらゆる可能性に関して考察した上で、イベントの内容まできちんと決めてから宣伝を行い、それから実行されるものです。
明日は突発的なイベントを成功させる方法について説明します。
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