栗饅頭でブラックホール ドラえもんの中でバイバインなる薬が出てくる。
この薬をかけた物質は一定時間で倍に増えていく(何故か食べてしまうと残らない)。
これを栗饅頭にかけ、増えすぎて食べられなくなってしまったとき、ドラえもんはそれを宇宙に捨てる。

では、捨てられた栗饅頭はその後どうなったのだろうか。

まず、増えすぎてしまった栗饅頭は質量を持つ物質である以上、ある程度増えた時点でお互いの重力で引き付けられ、一つの巨大な栗饅頭星となる
その状態でも倍々に増えていけば、ある程度増えた時点で、臨界半径を越える
こうなると、体積はそのままで密度だけが倍々に増えていくのだ。
さらに内部で増え続ければそれは最終的に絶対密度を越え、ブラックホール化するのである。

ブラックホール化した栗饅頭はその後どうなるかというと、ブラックホールの内部では、質量は無限大、時間は経過しなくなる
こうなれば安心である。
時間が経つことで増えるバイバインは「時間が経過しなくなる」時点で、これ以上増えることはない

かくして、ブラックホールが1つ誕生し、宇宙が栗饅頭で埋まる、ということは避けられるのだ。

ところで、実はこの栗饅頭。
四次元ポケットにしまってしまえば以後増えることはない(時間軸を固定されている以上、時間軸方向に移動させない限り四次元空間内では時間は経過しない)のだが、何故そうしなかったのだろう。
ドラえもんなんてどら焼きにこのバイバインをかけて、食べたいときにだけ取り出せばいつでもいくらでもどら焼きを食べることができるのだが。

続報!この説の誤りが判明しました!

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