2001/07/28
危機管理の話
出社したらえらい騒ぎになっていました。どうもメールサーバが落ちているようです。送受信できない状態になっていました。
原因を調査したところ、メールサーバの空き容量が1メガを下回っていました。緊急事態と判断し、各部署へメールの削除のお願いを出しました。内線で。結局、色々やってなんとか空き容量を確保しましたが、緊急事態であることには変わりがありません。そこでメールを激しく占有している人をリストアップしたところ、ある部署が突出して使用していました。その部署の5人だけで1ギガを越えていました。そういうわけで部長にメールの整理の通達のお願いをし、bccで5人にも送りました。なにせ色々とファイルを移動しても空き容量は2ギガ以下ですから。これが問題になりました。ネットワーク部からクレームが入り、越権行為であるというメールと糾弾が始まりました。私としては現在も危機的状況であるという認識なのですが、ネットワーク部としてはメールが送れる状態にさえなれば危機的状況ではないという考えのようです。今までさんざん苦労してきましたが、ついに私も諦めて、もはや今後ネットワークがどのようになろうとも一切関知しないことを宣言しました。実は私が把握している問題は他にもあって、例えば停電が発生したときにメールサーバが自動ではシャットダウンしなくなる問題や、ファイルサーバの容量がかなりやばいという問題、現在のシステムではバックアップ漏れが発生する可能性があるという問題など、まだまだありますが、全て放置することにしました。自分のデータは自分で守る手段がありますから、何か問題が発生してももう知ったことではありません。トラブル発生時にはネットワーク部に丸投げして、業務に支障が出た場合の責任を取ってもらうことにします。
今回の件でネットワーク部は緊急事態のときのマニュアルを作成し、誰でも緊急事態を回避できるようにするとか言い出しています。どうやらネットワークで発生する全てのトラブルを事前に予測できるようですよ。私にはできませんが。凄い技術力ですこと。
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