2002/03/30
プログラム歴の話3
続きです。
この頃の私は某大学の情報工学科の学生でしたが、学校で習うのはFORTRANやPROLOGといった、滅ぶべくして滅んだような、レガシーな言語達でした(さすがにBASICは無かった)。それから一年でPASCALの厳密さに飽きてC言語を学び始めます。草の根BBS、東京謎ねっと23を開局したのもこの年です。PASCALに比べて遥かに自由で、むしろBASICに近いC言語には惚れこみました。それ以降はひたすらC言語です。しかし、大学ではC言語を学ぶ機会はありませんでしたから、パソコン通信で知識を得るしかありませんでした。そんな中、「オブジェクト指向言語」という言葉を耳にするようになります。なんじゃそりゃ?と聞いても、当時は誰もまともに答えられません。C++という言語がそうらしいよと言われるだけでした。今から8年ほど前だったと思います。なんとなく気になっていたところで、黒塗りの分厚い本を書店で見つけます。それがあの「オブジェクト指向方法論OMT」でした。夢中で読破しましたよ。オブジェクト指向は方法論であり、言語ではない、という根本的なことをC++を知る前に知ったことは非常に有意義だったと今でも思います。インターネットでブラウジングをするようになったのもこの頃です(E-MAIL自体はもっと前)。しかし、実際にオブジェクト指向言語というものに出会うのは入社した後でした。会社ではVisualAgeC++というOS/2用のC++言語からスタートし、VisualBasic、VisualC++と、アルファベット順に学んでいきました。次はVisualDだ!と冗談で言っていたら、本当にOracleVisualDeveloper/2000をやることになったときは、さすがに驚きましたが。その後はJAVAも学びましたが、結局C++に舞い戻り、今では仕事でも趣味でも、ほとんどはC++になりました。
正直、私は恵まれていたと思います。他より早くプログラミングを知り、基礎からじっくり学んでいますから。今の新人さんは方法論も構造化も無しでいきなりオブジェクト指向言語だもんねぇ・・・。
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